豆乳の飲みすぎは肌荒れの原因に?豆乳に含まれる3つの美肌効果を上手に利用してイキイキとした肌を目指そう!管理栄養士である筆者が美肌づくりに効果を高める豆乳の飲み方をご紹介します。
多くの人が知っているように、豆乳には 美肌づくりに効果的な要素がたくさん詰まっています。健康や美容のために毎日欠かさず豆乳を飲んでいる人も少なくないでしょう。しかし、豆乳のどんな成分がいいのか、どれだけ飲めばいいのか知っていますか?今回は改めて知っておきたい豆乳の美肌効果についてお話します。
※この記事は、管理栄養士の「相田すみ子」さんがご紹介しています。
豆乳といえばイソフラボンを連想する方も多いのではないでしょうか。イソフラボンは女性ホルモン(エストロゲン)に似た働きを持つ成分です。
豆乳からイソフラボンを摂取することで、足りない女性ホルモンを補って、イキイキとした肌を目指せます!
大豆にはサポニンという成分が含まれています。あまり耳馴染みのない言葉ですが、女性にうれしい効果を持っているのです。
活性酸素を取り除く働きをするので、ハリツヤのある美肌づくりに役立ちます。
※活性酸素とは…体内酸素の一部が酸化することで変化、増加すると肌の老化や動脈硬化などにつながる
豆乳には、美肌づくりに役立つさまざまなビタミン類が含まれています。
皮膚や粘膜の健康を維持
抗酸化作用
★食事だけではビタミン類を補いにくいので、豆乳を飲んで上手に美肌ビタミンを補給することが大切!
イソブラボンにはダイゼインという成分があります。その中でもエクオールとはダイゼインが腸内の細菌によって変換されてできる物質です。ダイゼインはそのまま吸収される人と、エクオールとして吸収される人に分かれます。
エクオールに変換されることで、ダイゼインのままよりも効果が発揮されやすくなることが分かっています。
エクオールを作ることができるのは日本人の半分ほど。さらに10代~20代の若い女性はさらに低くなり20%しか作れる人がいないという結果も。残りの人は大豆製品を摂取してもイソブラボンの効果を得られにくいのです。
「豆乳を飲んでも意味ない?」と思ってしまった方も多いのでは?必ずしもそうとは言い切れないのです。大豆製品を毎日摂り続けることで、エクオールが作られやすくなるという報告もあります。
イソフラボン以外の、体にいい成分もたくさん含まれているので、ぜひ毎日飲む習慣を身に付けてくださいね。
豆乳を飲むタイミングは、朝一または食事前をおすすめします。空腹時のほうが栄養を吸収しやすく、より美肌づくりがしやすくなるからです。
就寝中は消化吸収能力が下がるので、せっかく豆乳を飲んでも効果が薄れてしまいます。
先ほども少し触れたように、豆乳には女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンが含まれています。毎日豆乳をたくさん飲み続けていると、ホルモンバランスを崩すことがあり、肌荒れしてしまうこともあるのです。ホルモンの関係だけでなく、豆乳に含まれている糖分や脂質の影響で肌荒れすることも考えられます。
大豆イソフラボンの上限値は1日70〜75mgとされており、豆乳200ml(1パック)あたり約41mgのイソフラボンが含まれています。豆乳だけを飲むなら1日2本が限度ですが、味噌や豆腐製品、納豆などにもイソフラボンは含まれています。1日1本程度にしておいたほうがよいでしょう。
不安にさせる書き方をしてしまいましたが、きっちり上限量を守らないといけないわけではありません。1~2日くらいオーバーしたからといって、体には影響が少ないからです。1日1Lなど過剰に豆乳を摂取する生活を毎日続けていると、体によくない影響が表れる可能性があるのです。
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CHECK Me!豆乳に含まれる成分(イソフラボン・サポニン・ビタミン)は美肌づくりに有効的ですが、飲みすぎや飲むタイミングを考慮しないと、肌荒れする可能性もあります。何事もそうですが、1日の限度を守りましょうね。毎日おいしく豆乳を飲んで、イキイキとした肌をつくりましょう!