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【身体の内側からケアしよう!】紫外線対策にオススメな食べ物とは?

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2024.02.02

紫外線から身を守るためには外側のケアだけでなく身体の内側からのケアが大切?紫外線対策におすすめの食べ物を管理栄養士がご紹介します。食べ物にも目を向けて、紫外線対策を行おう!

ますます日差しが強くなる夏の季節。日傘や帽子、日焼け止めなどを活用し、紫外線対策を取っている人も多いのではないでしょうか。紫外線から身を守るためには、このような外側からのケアだけでなく、身体の内側からのケアもオススメです。

今一度、食べ物にも目を向けて、健やかな肌づくりにつなげましょう!

※この記事は、管理栄養士の「藤倉詩織」さんがご紹介しています。

食べ物から紫外線対策!摂っておきたい栄養素とは?

肌の老化を防ぐのに役立つ!ビタミンA・C・E

紫外線を浴びると、皮膚細胞では活性酸素という物質がつくりだされます。活性酸素は、身体の中で多くなりすぎると細胞に刺激をあたえ、シミやしわ、がんの原因に。食事から紫外線ダメージを防ぐためは、この活性酸素を抑えることがポイントです。

オススメなのが、抗酸化作用の強い栄養素を普段の食事に取り入れること。強い抗酸化力をもつビタミンとして有名なのがビタミンエース(ACE)とも呼ばれる、3つのビタミンです。

食べ物からの紫外線対策① 皮膚や粘膜の保護にはたらくビタミンA

特に注目したい2つの成分

ビタミンAは皮膚や粘膜の保護にはたらく栄養素です。様々な種類があるビタミンAの中でも、とくに注目したい成分が2つ。体内でビタミンAと同じはたらきをするといわれる、カロテノイドのβ-カロテンとリコピンです。

どんな食べ物に含まれる?

β-カロテンを多く含む食品としては、にんじん・モロヘイヤ・かぼちゃなどの緑黄色野菜が挙げられます。一方リコピンは、トマト・すいか・柿などに含まれます。

どちらも油に溶けやすい栄養素なので、食材によっては炒め物など油を使う料理にすると、効率よく摂ることができますよ。

食べ物からの紫外線対策② 抗酸化作用のあるビタミンC

紫外線を浴びると皮膚はどうなる?

紫外線を浴びると、皮膚の色素細胞ではメラニンがつくられます。メラニンが過剰に生成されて沈着すると、シミの原因に。

抗酸化作用のあるビタミンCは、メラニンの生成を抑えるはたらきも持ち合わせます。皮膚の弾力を生み出すコラーゲンをつくるのに必要なビタミンでもあるので、日ごろから積極的に食事に取り入れることがオススメです。

どんな食べ物に含まれる?

ビタミンCを多く含む食品は、柑橘類・いちご・ブロッコリーをはじめとした緑黄色野菜などです。ビタミンCは水に溶けやすく、加熱に弱いため、生のまま食べたり、スープにして汁ごと食べたりするといいですね。

食べ物からの紫外線対策③ 肌のシミやしわなどを防ぐ効果のあるビタミンE

老化を抑制してくれる

ビタミンEは、抗酸化作用によって組織の酸化を防ぎ、老化を抑制してくれます。紫外線によって生じやすくなる、肌のシミやしわなどを防ぐ効果が期待できますよ。

どんな食べ物に含まれる?

ビタミンEもビタミンAと同様に、油と相性のいいビタミンです。アーモンド・モロヘイヤ・かぼちゃなどに多く含まれます。

抗酸化力を活用し、ダメージから肌を守ろう!

適度な紫外線は、カルシウムの吸収を助けるビタミンDをつくったり、新陳代謝を活発にしたりするのに役立ちます。紫外線を浴びすぎてしまうと、皮膚がダメージを受け、しわ・シミなどを生みだす原因となったり、場合によっては、皮膚がんや白内障などを誘発したりすることも。

紫外線の強くなる夏には外側からのケアだけでなく、抗酸化ビタミンの力を借りながら、食べ物からの紫外線対策にも取り組んでみましょう!

参考文献
・厚生労働省 e-ヘルスネット『活性酸素と酸化ストレス』
・カゴメ株式会社『トマト大学』
・公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット『ビタミンCの働きと1日の摂取量』
・公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット『ビタミンEの働きと1日の摂取量』

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