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イソフラボンの効果を感じない人には理由が?効果を出す4つの習慣

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2024.02.02

大豆製品を食べているのに、イソフラボンの効果が感じられない?イソフラボンの効果を実感するカギはエクオールが作られているかどうかにあった!毎日大豆製品を取り入れつつエクオールチェックもしてみよう!

イソフラボンには、女性にうれしい効果がたくさんあります。美肌を目指したり、イキイキとした毎日を過ごしたりしたい女性にとって、見逃せない成分です。中には「大豆製品を食べているのに、イソフラボンの効果が感じられない」という人がいるのも事実。なぜそのようなことが起こるのでしょうか。

今回はその理由と、効果を感じるための対処法をお話しします。

※この記事は、管理栄養士の「相田すみ子」さんがご紹介しています。

イソフラボンにはどんな効果があるの?

イソフラボンとは、女性ホルモン(エストロゲン)に似た働きをする成分のことです。どんな効果をもたらすのか見ていきましょう。

イソフラボンの効果① ハリツヤ肌

元々エストロゲンには、肌のハリツヤや水分量を保つためのコラーゲンの生成を促す働きがあります。それに似た働きをもつイソフラボンも、同様の効果が見込めるのです。

イソフラボンの効果② 生理周期の安定化

バラバラな生理周期は、ホルモンバランスの乱れが原因のひとつです。ストレスなどでも、エストロゲンの分泌が減ってしまいます。

イソフラボンの効果③ 骨を丈夫にする

若いうちはピンとこないと思いますが、女性は閉経後、骨密度も低下していきます。

イソフラボンの効果④ 自律神経を整える

エストロゲンは、自律神経を整える働きがあります。自律神経の乱れは更年期障害でよく見られますが、若い人でもストレスなどが原因で、自律神経が乱れることもあるのです。 自律神経が乱れは、全身のだるさやめまい、不眠などさまざまな不調に繋がります。

★エストロゲンの分泌は年齢とともに、また若い方でもストレスが原因で低下していくので、肌のハリツヤや生理周期の乱れが気になる方はイソフラボンで補おう

実はイソフラボンの効果がある人とない人がいる

イソフラボンは2種類に分かれて吸収されている?

「毎日豆乳や大豆製品を食べているけど、イマイチ効果が実感できない…」という人がいるのも事実です。その理由のひとつに、ダイゼインとエクオールという成分が関わっています。

ダイゼインとは?

イソフラボンの成分のひとつです。

エクオールとは?

イソフラボンの”ダイゼイン”という成分が、腸内の細菌によって変換されてできる物質です。

ダイゼインのままとエクオールに変換された人ではイソフラボン効果が違う?

ダイゼインのまま吸収される人と、エクオールとして吸収される人に分かれます。ダイゼインのままでももちろん効果はあります。エクオールに変換されることで、ダイゼインのままよりも効果が発揮されやすくなることが分かっています。

エクオールを作ることができるのは日本人の半分!?

エクオールを作ることができるのは、日本人の半分ほどです。10~20代の若い女性はさらに低くなり20%しか作れる人がいないという結果も出ています。残りの人は、大豆製品を摂取してもイソフラボンの効果を得られにくいのです。

イソフラボン効果が気になる方はエクオールチェックをしてみよう!

エクオールチェックができるキットがある!

「自分はエクオールを作れる人なのかな?」と思ったら、エクオールチェックをしてみるとよいでしょう。 キットを購入し、尿検査をして郵送するだけなので簡単に確認できます。この検査でエクオールが作られていないことが分かっても、次に紹介する生活習慣を見直すことで改善できるので安心してください。

ソイチェック【エクオール検査】
大豆イソフラボンをもとに体内で「エクオール」をつくれているかどうかを、尿検査で簡単に調べることができます。自宅からできる郵送型の尿検査キットです。生活習慣を見直すためのヘルスチェックです。病気の判断をするものではありませんのでご注意ください。

20代女性が実際にソイチェックでイソフラボン効果を検証してみました!

編集部の20代女性2名に実際にソイチェックを使ってもらいました。

結果は…

【1人目】

【2人目】

2名とも「Level.2」で「エクオールをつくれていませんでした」という結果になりました。エクオールの健康効果を得るには、Level.4以上が理想とのことです。

検査自体とても簡単です。結果には、今後の改善や大豆生活を行うためのポイントも書かれています。編集部の2人も「検査できて結果が分かってよかった!」とこれからの生活に役立てると意気込んでいました。

エクオールを産生!4つの習慣でイソフラボンの効果を高めよう!

エクオール産生① 大豆製品を毎日食べる

大豆製品を毎日食べることで、エクオールが作られやすくなりますが、食べ過ぎはNGです。1日あたりのイソフラボン摂取量の目安は70~75mgです。 何にどれだけ含まれているかは、以下を目安にしてみてくださいね。

  • 木綿豆腐1/2丁 約42mg
  • 調整豆乳1本(200ml) 約42mg
  • 納豆1パック 約36mg
  • 味噌汁1杯  約6mg

エクオール産生② 適度な運動をする

毎日、適度な運動をする人のほうが、エクオールを作りやすいというデータもあります。エクオールのためだけでなく健康維持にもつながるので、運動する習慣を身に付けましょう。

エクオール産生③ 腸内環境を整える

エクオールは、腸内に住んでいる細菌によって作られます。便秘がちだったり、腸内環境が乱れていたりする人はエクオールが作られていないかもしれません。食物繊維を含む豆類や野菜類を食べて、腸内環境を整えてあげましょう。

エクオール産生④ 十分な睡眠をとる

睡眠時間が8時間以上とたっぷり寝られている人は、エクオールが作られやすい傾向にあります。睡眠時間の確保は、健康や美にもつながることなので、早めの就寝を心がけましょうね。

イソフラボンの効果を発揮するためにエクオールを意識しよう!

イソフラボンの効果を実感するカギは、”エクオールが作られているかどうか”です。毎日大豆製品を食べているのに効果が感じられにくいという人は、一度エクオールチェックをしてみませんか?もし作られていないことが分かったら、今回ご紹介した対処法を試してみてくださいね。

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