味噌=高血圧の方に不健康はもう古い?味噌には高血圧予防に効果的な成分が多く含まれています。その中でもおすすめの味噌と高血圧予防に効果的な味噌汁具材を野菜ソムリエである筆者がご紹介します。
味噌は大豆、麹、そして食塩が原料のため、高血圧の方は食べるのを控えなければならい食品だと思っていませんか?実は、味噌には血圧を下げる成分と体内の塩分を排出する成分が含まれています。今回は、味噌の中でも高血圧の方に最もおすすめしたい「2年熟成の味噌 」をご紹介します。
※この記事は、野菜ソムリエの「Kataoka Hana」さんがご紹介しています。
かつては、味噌には塩分が多く含まれているため高血圧の方には不健康な食品でした。確かに味噌は塩分を含んでいますが、お味噌汁1杯約1.2gでお漬物やたくあん1枚分よりも少ないとされています。
近年の研究で、味噌には血圧を下げる成分が含まれていると発表されています。
塩分を多く摂取すると、血液中の水分量が増えるため血管内に圧がかかり高血圧になるとされています。味噌には、体内の余分な塩分を排出してくれるカリウムが含まれているため、味噌の塩分をリセットしてくれるのです!
味噌には、血圧を下げるメラノイジンという抗酸化物質が含まれています。食後の血糖値の急な上昇を防ぎ正常に保つ効果や血圧を下げる効果があると考えられています。
味噌には熟成期間の短いものから長いものまで多くの種類があります。2年を超える熟成期間の味噌は塩分が豊富でしょっぱさを感じることも。2年熟成の味噌は、まろやかな味わいでとても美味しく健康効果も高いとされています。
赤味噌は白味噌の5倍以上のメラノイジンが含まれています。2年以上熟成させると味噌の色も茶色が濃い色になってきますが、これはまさにメラノイジンが作られているという証拠です。 ★高血圧には、2年熟成の赤味噌が最も効果的 ★カリウムや海藻類などの食物繊維を含む食材との食べ合わせで血圧を下げる効果アップ!
日中に体内に塩分が溜まるため、夕飯時にお味噌汁を飲むのがおすすめ。朝起きて、尿と共に体内の塩分が排出されます。
味噌汁は1日3杯までであれば、身体に影響がでることはありません。毎食時に1杯ずつお味噌汁を飲んでも問題ありませんよ!
血圧を下げるためにお味噌汁を飲む場合、味噌だけでなく具材にも気を付けてみてください。塩分をリセットするカリウムや食物繊維を含む具材を合わせて食べてみましょう! 今回は、高血圧の方にオススメの味噌汁の具材を2つご紹介します。
イモ類や玉ねぎはカリウムを多く含む野菜なので、味噌のカリウムを補ってくれます。
わかめなどの海藻類には食物繊維が豊富に含まれており、塩分摂取をリセットしてくれる働きがあるのでオススメです。
味噌には高血圧予防に効果的な成分が多く含まれています。味噌の中でも、2年熟成×赤味噌がおすすめですので、高血圧の方はぜひ試してみてくださいね!味噌汁の汁には具材から流れ出たが栄養素が豊富含まれていますので、最後まで飲みきって頂くとより健康的です。