きなこは美容やダイエットに効果的!きなこ入り商品をつい手に取ってしまう方も多いのでは?どのくらい食べると効果があるのか、きなこの種類や食べ方について管理栄養士である著者がご紹介します。
度々メディアでも取り上げられるきなこの効果。体にいいことは分かっていても、正直どう使えばいいのか分からず、持て余してしまうことも…。しかし、毎日きなこを摂り続けることは、美容やダイエットにも効果的なんですよ!
今回は、きなこの驚くべき効果と、美容やダイエット効果にオススメのきなこの食べ方についてお話しします。
※この記事は、管理栄養士の「相田すみ子」さんがご紹介しています。
きなこには、女性ホルモンに似た働きをもつイソフラボンや、血流をよくするサポニンが含まれています。サポニンには、肌の老化に繋がる活性酸素を取り除ける抗酸化作用もありますので、Wの効果でイキイキとした肌を作りましょう。
血糖値が急激に上昇すると、“糖化”という現象が起こります。糖化が起こると、肌がくすんだりキメやハリが低下したりする原因に。
★きなこは血糖値を抑える効果があるので、糖化予防に繋がります
きなこは、大豆を丸ごとすりつぶしているので大豆の食物繊維や大豆オリゴ糖など腸にうれしい成分を多く含んでいます。腸内環境を整え、スムーズな排便を促します。
★腸内環境を整える=美肌作りの第一歩
サポニンは、脂肪の燃焼を促進したり、脂肪の蓄積を抑制したりする効果もあります。ダイエット中の強い味方になってくれそうですね。
きなこを牛乳などの飲み物に溶かす場合、大さじ2杯程度が適量と考えられます。きなこ大さじ1杯には、約18.6mgのイソフラボンが含まれているので、2杯だと37.2mgに。
1日のイソフラボンの上限は70~75mgとされているので、豆腐や納豆などの大豆製品を食べることを考えると、大さじ2杯程度がおすすめです。
豆乳や牛乳などときなこがミックスされたドリンクもあります。商品によってきなこの量が変わるので一概には言えませんが、エネルギーや糖分、脂質などの兼ね合いから考えると、1本(200ml)くらいにしておきましょう。
こちらも商品によってきなこの量が違いますが、やはり“おやつ”という概念になるので、1個程度にとどめておいた方が無難です。
最もポピュラーな種類のきなこです。
緑っぽい色をしたきなこで、全国的には珍しい種類です。甘みは黄大豆よりもすこし強めで、βーカロテンが黄大豆の約15倍も多く含まれています。ちなみに、緑色ですが枝豆とは別の種類です。
黒大豆のきなこは、甘みが強くポリフェノールが豊富です。黒大豆は皮だけが黒いので、粉にすると黒っぽさは感じられません。
種類によって少しずつ成分に差があります。
★ただ、美容効果やダイエットに大きく差がつくわけではありません
好みの味や食感のものを見つけるとよいでしょう。中にはゴマやアーモンド、GABAなどが入ったものもあるので、気に入ったきなこを見つけてみませんか?
★きなこの効果を十分に得るなら朝がオススメ
牛乳に溶かしたり、ヨーグルトにふりかけるのがおすすめです。ココアやスムージーとも相性ピッタリ。飲み物だと時間がないときでもさっと摂れるので、忙しい人にも◎。朝の習慣にしてみましょう。
きなこの効果は、美を気にする人にぴったりなものばかり。毎日大豆製品を食べ続けるのが難しくても、きなこを牛乳などの飲みものに溶かすだけなら続けられそうですね。きな粉生活をはじめて、体の中から美しくなりましょう!