小豆こそポリフェノールを多く含んだ食材!チョコや赤ワイン以上?2倍は本当なのか?野菜ソムリエである筆者が、小豆ポリフェノールの魅力からエイジングケアに効果的な小豆の選び方、食べ方までご紹介します。
ポリフェノールの入った食品と聞けば、多くの方が「チョコレート」や「赤ワイン」を連想されるでしょう。実は、「小豆」こそポリフェノールを多く含んだ食材で栄養の宝庫とされています。 エイジングケアにも効果を発揮してくれるのです。 知られざる小豆パワーをたっぷりと紹介します!
※この記事は、野菜ソムリエの「Kataoka Hana」さんがご紹介しています。
ポリフェノールを含むポピュラーな食材と言えばチョコレートや赤ワインです。チョコレートに入ったカカオポリフェノールは良質で含有量が多いのですが、カロリーは高めです。
その点、小豆はチョコレートの半分近いカロリーにも関わらず、ポリフェノールが多く含まれています。赤ワインと比較しても、ポリフェノール含有量は約2倍ととても豊富なのです!
小豆のポリフェノールには、老化を招く活性酸素を抑える抗酸化作用があります。アメリカの研究で、食材やスパイスの中で最も抗酸化物質を含む食材は「小豆」であり、抗酸化作用No.1食材であると報告されました。
5,000種類以上あるとされるポリフェノールですが、その効果も様々です。小豆は、特にエイジングケアに効果的とされるポリフェノールが豊富に入っています。
年齢を重ねていくと代謝や血流が悪くなったり、シミやしわができたり細胞が酸化して悪い病気を引き起こすこともあります。このような老化を食い止めるために、小豆のポリフェノールが効果的なのです。
小豆の皮に多く含まれていて、メラニン色素の生成を促します。美白やシミ予防に効果的とされています。
胚芽部分に多く含まれています。女性ホルモンと似た働きをするため、更年期障害や骨粗しょう症予防に効果的とされています。
体内のコラーゲンの合成を促す働きや、毛細血管を強くする働きがあります。血流を促進し、脳卒中などの予防に効果的とされています。
細胞の酸化を防ぎ、お肌の弾力を改善する働きがあるとされています。血流の働きを良くし、生活習慣病予防にも効果的です。
小豆の主要なポリフェノールで、苦味成分。抗菌や血中コレステロール値を下げる効果、体脂肪を減少させる働きがあります。
ポリフェノールだけではなく、「サポニン」といったエイジングケアに効果的な栄養素も含まれています。
小豆を煮ると水に消えない泡が出てきますが、その正体こそがサポニンです。ポリフェノールと同様、抗酸化作用があり活性酸素を除去して老化を防いでくれます。サポニンには余分な脂肪の蓄積を防いだり免疫力を高める働きがあるので、ダイエットやむくみ改善にも効果が期待できますよ。
老化によって代謝が悪くなり免疫力も下がりやすくなるので、お腹やお尻周りにも脂肪が付きやすくなってしまいます。小豆のポリフェノールとサポニンのダブル効果で綺麗を手に入れましょう!
スーパーなどのお店では、韓国や中国、台湾などの東アジアで栽培された輸入小豆や国内の各地で栽培された国産小豆が販売されています。ひとえに小豆と言っても産地が豊富にあって、どれを選んだらいいのか迷ってしまいますよね。せっかく食べるならば、抗酸化力のより高い小豆をチョイスしたいものです。
オススメなのが「北海道十勝産」の小豆。国産小豆の約6割、すなわち全国の小豆の半分以上が北海道十勝で生産されています。十勝産の小豆はポリフェノールも豊富であり、抗酸化力も高いことが分かっています。粒の大きな大納言よりも小さな粒の小豆の方が抗酸化作用の優位性が認められていますので、小豆を選ぶ際の参考にしてみて下さい。
野菜にはポリフェノールを含んだものが多くありますが、実は調理によって流れ出てしまっているのをご存知でしょうか。
小豆も煮ると煮汁にポリフェノールが溶け出すので煮汁ごと食べるのがオススメです。小豆のエイジングケア効果をアップさせるには、ぜんざいやお汁粉にして食べるとポリフェノールやサポニンを取りこぼすことなく摂取できます。私は煮汁ごと食べられる煮小豆をヨーグルトに入れ、きな粉とはちみつをかけて食べています。
他にもグラノーラに煮小豆を入れ食べるなどお手軽に小豆を取り入れることができますよ!
ポリフェノールとサポニンのダブル効果で代謝もアップしお腹周りもスッキリで、お肌もプルプルです。小豆の優秀なポリフェノール効果で本気でエイジングケアを始めてみませんか。