アボカドは美肌に効果的!?アボカドが美肌に効果的な理由や食べ方を管理栄養士である筆者がご紹介。アボカドを食事に取り入れて美肌を目指そう!になりたいならアボカドを食事に取り入れよう!
アボカドは食べる美容液と言われるほど、美肌効果がたっぷり詰まった食材です。「何となく肌によさそうなのは知っているけど、実際どんな効果が得られるの?」という方もいるはずです。
今回は、どんな効果があるのか、美肌に効果的な理由など、アボカドが持つ美肌パワーを解説していきます。
※この記事は、管理栄養士の「相田すみ子」さんがご紹介しています。
肌の調子が気になる方全員にアボカドを食べてほしいのですが…
当てはまる方にはぜひアボカドを日常的に摂り入れてみてほしいです。
次にその理由を説明していきましょう。
アボカドに含まれるビタミンEは、他のフルーツよりも多いのが特徴です。
ビタミンEは強い抗酸化作用を持つので、ハリツヤUPに関与します。
血流改善にも効果的です。毛細血管の血流を促し、肌のすみずみまで栄養素を届ける効果があります。くすみのないイキイキとした肌へと導きます。血流改善は、肌細胞の生まれ変わりをスムーズにさせるメリットもあります。
アボカドにはビタミンEだけでなく、美肌に効果的な成分ビタミンB群(B2、B6、ナイアシンなど)やビタミンCも多く含まれているのが特徴です。
とくに、ビタミンCとEは相乗効果をもたらすので、より強い美肌効果が期待できます。
ビタミンB群は脂質やたんぱく質の代謝を助けたり、健康な皮膚を保ったりするなどの役割があります。
ビタミンCは、抗酸化作用があるので、ハリツヤのある肌を保つのに役立つのです。
アボカドは、食物繊維を多く含み、その量は、アボカド1個当たり約7.4g。食物繊維が多いといわれる、ごぼうと同じくらいです。
その中でも、水溶性食物繊維を約5.0gも含むのが特徴です。
水溶性食物繊維は腸内で発酵し、ビフィズス菌などを増やす効果があるので、便秘改善や腸内環境を整えるのに効果的。
★腸がキレイだと、肌のすみずみまで栄養が届きやすくなり、美肌につながります。
アボカドは脂質がとても多い食材ですが、そのほとんどが不飽和脂肪酸です。不飽和脂肪酸は肌のうるおいを保つセラミドを作る材料になります。
アボカドの不飽和脂肪酸は、血液中の悪玉コレステロールを下げるだけでなく、肌の保湿効果にも期待できるでしょう。
★アボカドに含まれるビタミンEが肌の生まれ変わりをサポートするので、セラミド減少を抑えてくれるという相乗効果も期待できます。
アボカドの食べる量の目安は、1日に1/2個です。
「たくさん食べるほど美肌に近づくのでは?」と思うかもしれませんが、カロリーが高いので食べすぎると体重増加の原因になります。平均的なもの(140g前後)で262kcalあるのですが、これは食パン6枚切り1枚+1/2枚に相当します。
いくら美肌に効果的でも、アボカドだけで栄養を補おうとするのはおすすめできません。
野菜や果物など、ほかの食べ物をプラスしてバランスよく食べることが大切です。
アボカドのビタミン類を守るためには、生食がおすすめ。
特にビタミンCは熱に弱いという特性があるので、生食が適しているのです。
肌のターンオーバーを考えると、最低1ヵ月は続けてほしいです。1~2日食べただけでは美肌効果を実感しづらいので、本気で美肌効果を得るなら最低1ヵ月は続けてみましょう。
毎日食べると飽きることもあるはずですが、そんなときは、加熱調理してもOKです。加熱してもビタミンEやカリウム、食物繊維の効果は変わらないので、時には加熱調理をして味や食感の変化を楽しむのもアリですよ。
アボカドは食べるだけでなく、パックとしても使えます。
いろいろな方法がありますが、アボカドをなめらかにつぶしたものを顔に乗せ、10分程度置いたらぬるま湯で洗い流すだけ。ビタミン類が顔にうるおいを与えてくれます。
アボカドにハチミツやヨーグルトを混ぜるのもおすすめです。アボカド単体よりしっとりとした洗いあがりになりますよ。(※人によっては肌に合わないこともあります。心配な場合は、一度腕の内側などで試してみることをおすすめします。)
小さくても美肌に効果的な栄養がたっぷり含まれているアボカド。そのまま食べるだけでなく、いろいろなアレンジができるので、飽きずに食べられるはずです。
毎日無理なくおいしく食べて、内側からキレイになりましょう。