流行りの豆乳ヨーグルトの作り方をご紹介!おうちで簡単に手作りできるけど実は注意が必要?管理栄養士である筆者が、美味しく安心して食べられる豆乳ヨーグルトの作り方とメリットをまとめました。
流行の「豆乳ヨーグルト」、最近ではスーパーでも見かけるようになりましたね。この豆乳ヨーグルト、実はおうちで簡単に手作りできるのをご存じですか。今日は、誰でも簡単に作ることができる、手作り豆乳ヨーグルトをご紹介します。
※この記事は、発酵食スペシャリストで管理栄養士の「矢崎海里」さんがご紹介しています。
「手作り」と聞くと、衛生面は大丈夫?と心配になる方も多いと思いますが、この記事では市販の豆乳、ヨーグルトのみを使用して作成する方法で作成をしています。まずは、容器の殺菌や保存方法などのポイントも含めた、豆乳ヨーグルトを作る際の注意点からご紹介してまいります。
室温で発酵させるため、アルコールや熱湯で消毒した、清潔な容器を使用しましょう。
成分調製豆乳は飲みやすいですが、固まりにくく失敗するリスクが大きくなります。普段成分調製豆乳を常備している、という方も、成分無調整豆乳を使用して作りましょう。
室温で固まった豆乳ヨーグルトは、すぐに冷蔵庫で保存しましょう。24時間で固まらなかった場合は破棄し、新しいものを作って下さい。目安の消費期限は1週間です。
簡単に作ることができるので、その時食べる量だけこまめに新しいものを作るようにしましょう。 たくさん作って作り置きするのはおすすめしません。
作成した豆乳ヨーグルトをタネに、新たな豆乳ヨーグルトを作ることもできますが、何度も作っているうちに雑菌などが繁殖する恐れがあります。新しく作る際も市販のヨーグルトをタネに作ることをおすすめします。
ここからは、いよいよ豆乳ヨーグルトの作り方をご紹介してまいります。以上の注意点をしっかりと頭に入れながら作っていきましょう。
材料(1人分) | |
成分無調整豆乳 | 100ml |
市販のヨーグルト | 小さじ1 |
上に5mmくらい液体が入っていますが、中はしっかりと固まっています。途中(10時間くらい)で一度見た時は全く固まる気配がなかったので、少し心配になるかもしれませんが、安心して下さい。
手作りの豆乳ヨーグルトは、ネット上でさまざまなレシピが紹介されています。中には本当に大丈夫?と言われるレシピもあるでしょう。
★このレシピは市販のヨーグルトをタネに発酵させているので安心
一度取りだしてみると、市販のヨーグルトより少しクリーム色になっていることが分かります。
まずはシンプルに一口食べてみると、まず思ったより豆臭さがないことに驚きました。豆乳を毎日飲んでいても、無調整は豆臭くて苦手、という方も多いかと思います。発酵することで豆乳の味はマイルドになり、豆乳が苦手な人も食べやすくなっています。市販のヨーグルトと比較して酸味も和らいでいるので、酸っぱいヨーグルトが苦手、という方にもおすすめです。
シンプルにそのまま食べた後は、はちみつをかけて食べました。普通のヨーグルトと同じく、フルーツやグラノーラを添えたり、ジャムで甘みをつけてもおいしく食べることができます。
次に、豆乳ヨーグルトのメリットを、市販のヨーグルトと比較しながら解説していきます
市販のヨーグルトと比較し、低糖質・低カロリーな点が人気の理由です。ダイエット中の朝ごはんや小腹が空いた際にもおすすめです。
大豆製品に含まれる大豆イソフラボンは、体内で女性ホルモンと似たような働きをします。乳がん予防をはじめさまざまな健康効果が期待されています。
大豆製品に含まれるマグネシウムには、神経を静める働きがあります。あわせてカルシウムも摂取することで、イライラしやすいPMSや月経期間の症状を和らげる効果があるとされています。
手作りは大丈夫?と心配になる声もありますが、材料や保存方法などしっかり注意することでリスクを減らすことができます。朝ごはんや小腹が空いたときなどに、手軽に食べられる豆乳ヨーグルトは、毎日続けやすいので、健康効果も実感しやすいのが特徴です。「健康にいいのは知っているけど、豆乳は少し苦手」「ヨーグルトを食べるとお腹を壊してしまいがち」なんて方も、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。