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豆腐の気になる賞味期限・消費期限は?保存方法もご紹介!

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2024.02.02

豆腐は製造方法によって賞味期限・消費期限が変わる?管理栄養士である筆者が豆腐の賞味期限・消費期限、保存方法をご紹介します。賞味期限・消費期限を意識して豆腐をおいしく食べよう!

豆腐は製造方法によって、賞味・消費期限が異なることをご存知ですか? 今回は豆腐の賞味・消費期限と、長持ちさせる保存方法を紹介します。

※この記事は、管理栄養士の「藤倉詩織」さんがご紹介しています。

賞味期限と消費期限は何が違うの?

賞味期限や消費期限という言葉はよく耳にしますよね。その違いについてあまりご存じない方も多いようです。ここで賞味期限と消費期限の違いについて確認してみましょう。

賞味期限=おいしく食べられる期限

賞味期限は、比較的傷みにくい食品に設定される期限です。賞味期限内であれば、適切な方法で保存することで、十分に品質がキープされたまま、おいしくその食品を食べられます。賞味期限が切れたからといってすぐに食べられなくなるというわけではありません。

消費期限=安全に食べられる期限

消費期限は傷みやすい食品(およそ5日以内に鮮度が損なわれるもの)に設定される期限。消費期限を過ぎてしまうと、腐ったり、変色したりといった品質の劣化が生じる可能性があります。

豆腐には、製品によって賞味期限が設定されているものがあれば、消費期限が設定されているものもあります。消費期限表示の豆腐の場合、期限が切れると食中毒のリスクも高まります。消費期限を1日でも過ぎた豆腐は食べるのを控えましょう。

豆腐は製造方法によって賞味期限が変わる!

豆腐には製造方法の違いによって、比較的消費期限が短いものと、日持ちしやすいものがあります。

【賞味期限が短い絹ごし豆腐・木綿豆腐】

パックの中に豆腐と水が入った状態で売られている絹ごし豆腐や木綿豆腐は、消費・賞味期限が短めに設定されています。商品にもよりますが、およそ3日程度で期限が切れてしまうものから、10日前後のものまで様々です。

【賞味期限が長い充てん豆腐】

豆腐売り場を覗いてみると、パックの中に水が含まれていない豆腐を見かけることはありませんか?このように水に浸かっていない豆腐のことを充てん豆腐と呼びます。

先ほど紹介した絹ごし豆腐は、出来上がった豆腐を適当な大きさにカットし、パックに水と一緒に詰められるという製造方法。一方で充てん豆腐は、凝固剤を入れた冷たい豆乳をパックに注入し、密閉後にパックごと加熱することで豆乳を固めて豆腐にするという方法で作られます。

加熱する工程が殺菌処理ともなるため、充てん豆腐は絹ごし豆腐・木綿豆腐よりも日持ちしやすくなります。長いものだと、賞味期限が5ヶ月~10ヶ月以上になる製品もありますよ。

豆腐の消費期限・賞味期限が切れたらどうする?

消費期限が切れた豆腐については、先ほどもお伝えしたように、安全性が損なわれているため料理に使わないようにしましょう。賞味期限が数日過ぎた豆腐の場合、念のため冷や奴など生で食べるのは避け、加熱調理して食べると安心です。

【賞味期限が切れた豆腐を食べる際の注意点】

  • パックが膨張していないか
  • 豆腐や水が黄色く変色していないか
  • 酸っぱいにおいがしないか

豆腐に異常がないかを事前に確認し、調理前に少量味見をしてみて違和感を覚えたら食べるのをやめましょう。品質が損なわれている恐れがあります。

とはいえ豆腐をおいしく安全に食べるためには、やはり賞味期限内に食べることがベスト。大幅に賞味期限が過ぎてしまった場合には、ガクンと品質が落ちている可能性があるので食べるのを避け、今後は賞味期限内に使い切れる量を購入するように心がけましょう。

開封後の豆腐は傷みやすいので、消費・賞味期限にかかわらず、早めに食べきるようにしてくださいね。

賞味期限の次は豆腐の正しい保存方法を知ろう!

適切に保存されていない豆腐や開封後の豆腐は傷みやすく、あっという間に風味や香りが落ちてしまうことも。次から豆腐のおいしさを長持ちさせるための保存方法をご紹介します!

手順

①パックの中の水を捨て、豆腐を保存容器に移し替える
購入後の豆腐はパックから取り出し、清潔な保存容器に移し替えます。その際、パックに入っていた水はすべて捨てましょう。

②豆腐が浸かるように水を入れ、冷蔵庫で保存する
保存容器の中に、きれいな水を注ぎます。豆腐が浸かるくらいまで水を入れたら、ふたをして冷蔵庫で保存しましょう。

ポイント
豆腐の鮮度をキープするために、水は毎日きれいなものに交換しましょう。

賞味期限・消費期限を意識して豆腐を最後まで味わおう!

豆腐は消費期限切れのものはもちろんのこと、賞味期限を切らすと風味や香りが徐々と落ちてしまいます。食べられる期限をしっかりと意識し、保存方法も工夫しながら、上手に豆腐を料理に取り入れましょう!

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