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きのこは冷凍保存がベスト!メリットと上手な冷凍保存法をご紹介

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2024.02.02

きのこは冷凍保存した方が良い?管理栄養士である筆者が、きのこを冷凍するメリットと、種類別の冷凍保存方法を解説します。種類によって冷凍保存方法を使い分け、風味豊かなきのこを毎日の食卓に取り入れよう!

「きのこは冷凍した方がよい」と聞いたことはありませんか?実際にどのようなメリットがあるのかご存じない方も多いはず。今回はきのこを冷凍するメリットと、種類別の冷凍保存方法を解説します。

きのこを冷凍保存する2つのメリット

【1】うまみがアップ!

きのこは冷凍すると水分が膨張して細胞壁が壊れ、うまみ成分を生み出す酵素の働きが活発になります。この仕組みにより、冷凍きのこは生のきのこよりも、うまみ成分がぐんと増えるといわれます。 生のきのこと食べ比べると、風味の豊かさに驚くはずです。きのこのうまみを最大限に味わいたい場合には、冷凍保存をぜひ試してみましょう。

【2】保存期間が長くなる

生のきのこの保存期間は、冷蔵庫でおよそ1週間。それに対し、冷凍きのこの日持ちはおよそ1ヶ月です。長期間保存できるのもうれしいポイントですね。

きのこを冷凍保存する方法

【きのこは基本的に洗わない!】

きのこは水分に弱いため、基本的には洗わずに冷凍保存します。表面の汚れが気になるときは、濡らしたキッチンペーパーなどで軽くふき取ってから使いましょう。

注意

「なめこ」のパッケージを見てみると洗う処理を推奨されていることがあります。その場合は、解凍するときにサッと水で洗ってくださいね。

きのこの種類別の冷凍保存方法

いずれのきのこも、冷凍用保存袋に入れて保存します。その際、袋の中の空気を抜きながら封をすることがポイントです。

【しいたけ】
石づきを切り落とし、冷凍用保存袋に入れます。しいたけは冷凍庫から取り出して数分すれば、十分に包丁でカットできるため、切らずに丸ごと保存しても、食べやすい厚さにスライスしてから保存してもかまいません。

【えのき】
根元を包丁で切り落としましょう。お好みによって長さを半分にカットしたら、軽くほぐしてから冷凍用保存袋に移します。

【しめじ】
石づきを切り落とし、軽くほぐしてから冷凍用保存袋へ入れましょう。

【エリンギ】
食べやすい大きさにカットしたら、冷凍用保存袋に入れましょう。

【まいたけ】
食べやすい大きさに裂いてから冷凍用保存袋へ。

【マッシュルーム】
石づきを切り落とし、薄くスライスしてから冷凍用保存袋へ。その際、袋が薄い板状になるように整えてから封をしましょう。お好みによって、切らずに丸ごと保存しても、食べやすい大きさにカットしてから保存してもかまいません。色味よく保存したい場合には、レモン果汁を軽くかけると変色を防ぐことができますよ。

【なめこ】
真空パックのなめこは、袋ごと半分に折りたたんだ状態で冷凍保存します。半量ずつ取り出して使うことができるので、使い勝手がよくなりますよ。株採りなめこ(根元が付いた状態のなめこ)は、根元を切り落として軽くほぐしてから冷凍用保存袋へ移しましょう。

冷凍きのこの解凍方法は?

冷凍庫から取り出したら、凍ったまま調理に使いましょう。炒め物や煮物、汁物、鍋の具材など、かならず加熱してから食べるようにしてくださいね。ただし、なめこは先ほども紹介したように水洗いが推奨されている場合も。凍ったまま必要な分をザルに取り、軽く流水で洗ってから調理してください。

うまみがいっぱい!きのこは冷凍保存をして使いこなそう

冷凍きのこは、細胞壁が壊れることでうまみがグンとアップ!種類によって冷凍保存方法を使い分け、風味豊かなきのこを取り入れましょう。

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