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豆腐・納豆だけじゃない!健康効果の高い大豆製品の種類と特徴

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2024.02.02

実は納豆・豆腐以外にも大豆製品はたくさんある!?管理栄養士である筆者が大豆製品の種類と特徴について広くご紹介。健康効果が高い大豆製品を毎日の食卓に取り入れよう!

良質なたんぱく質が補えて、健康効果も高い大豆製品。

豆腐だけでも木綿や絹、充てんなど種類がありますが、豆腐を加工して作られる生揚げや油揚げ、豆腐を作る過程でできる豆乳やおから、大豆を加工して作られる納豆などたくさんの大豆製品があります。

この記事では大豆製品の種類について、広く紹介していきます。

※この記事は、管理栄養士の「矢崎海里」さんがご紹介しています。

押さえておきたい!定番大豆製品の種類

定番大豆製品① 豆腐

豆腐は大豆を加熱して濾した後、にがりを加えて固めたものです。絹・木綿以外にも地域ごとに食べられている豆腐などがあります。

低カロリーでカリウムやカルシウム、たんぱく質などが補えます。

定番大豆製品② 味噌

和食に欠かせない味噌は、大豆・塩・麹を基本に作られています。一般的に使用される米味噌のほかに、麦味噌や豆味噌などの種類があります。

近年健康効果が着目されていて、味噌汁などで手軽に食事に取り入れることができます。

定番大豆製品③ 醤油

醤油は大豆、小麦などの穀物を原料として作られた調味料です。濃口醤油、薄口醤油、たまり醤油などがあります。

寿司、そば、煮物など和食には欠かせない調味料です。

定番大豆製品④ 納豆

蒸し大豆に納豆菌をつけて発酵させたものです。発酵することによって大豆にはなかった栄養が増加したり、消化吸収がよくなります。

独特の粘りや香りも発酵によって生まれます。

納豆には丸大豆から作られる糸引き納豆や、割砕大豆で作られるひきわり納豆、糸引き納豆にこうじと食塩を加えた五斗納豆などに分類されます。

実はこれも大豆製品の種類!豆腐の加工品

豆腐の加工品① 生揚げ

厚揚げとも呼ばれる、厚切りの豆腐を水切りして油で揚げたものです。

普通は木綿豆腐から作られていますが、絹豆腐から作られているものもあり絹揚げと呼ばれています。形は長方形、正方形、三角などさまざまです。

豆腐の加工品② 油揚げ

お味噌汁の具材としても人気の油揚げです。

豆腐を薄切りにして水切りし、二度揚げしたものです。

豆腐の加工品③ がんもどき

木綿豆腐を水切りし、野菜、ごま、昆布などを混ぜて成形し、揚げたものです。

煮物や焼いて醤油で食べたりします。

豆腐の加工品④ 凍り豆腐

豆腐を冷凍・解凍して、脱水・乾燥させたものです。高野豆腐、しみ豆腐とも呼ばれています。

サイコロ状のものや長方形のものが売られています。

大豆製品の中でもなるべく早く食べるべき豆腐の加工品の種類は?

日持ちに注意が必要

生揚げや油揚げなど油で揚げたものは、脂質が多く傷みやすいので日持ちしません。買ってきたらなるべく早く食べましょう。

凍り豆腐は水分が少なく、日持ちするのが特徴です。

まだまだある!豆腐を作る過程で作られる大豆製品の種類

おから

豆腐を作る過程でできる絞りかすです。うのはなやきらずとも呼ばれます。

食物繊維が多く、低エネルギーのため健康やダイエット食としても人気です。最近ではおからを乾燥させたおからパウダーも市販されていて人気です。

豆乳

豆腐を作る過程でできる、おからを取り除いた液体です。大豆たんぱくやイソフラボンを含んでいて、健康飲料としても人気です。

豆乳の種類

無調整豆乳 : 大豆固形分が8%以上のもの

調製豆乳  : 豆乳に油脂や砂糖などを加えたもの

豆乳飲料  : 調製豆乳に果汁などを加えたもの

湯葉

豆乳を加熱してできる薄い膜です。

昔から精進料理などに用いられていて、生湯葉のほか乾燥させた干し湯葉があります。京都や日光などで多く作られています。

お菓子などに使われるきなこも大豆製品の種類だった!

実は大豆製品の種類であるきなこ

炒った大豆を粉砕したものです。香ばしい香りが特徴で、砂糖を加えてわらび餅、おはぎなど和菓子を中心に活用されています。

黄大豆からはきなこが、青大豆からはうぐいすきなこができます。

様々な種類の大豆製品を毎日の食事に取り入れよう!

紹介した以外にも、大豆を脱脂抽出して作られる大豆油なども大豆製品の種類です。

植物性食品として重要なたんぱく源となる大豆。それぞれの食品の製法や特徴を知って、上手に食卓に取り入れましょう。

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