納豆には糸引き納豆・ひきわり納豆以外にも種類がある?納豆は大豆から作られるものだけではなく沢山の種類があった!管理栄養士である筆者が様々な種類の納豆と栄養価をご紹介します。
スーパーには多くの納豆が並んでいますが、お気に入りのメーカーや種類、粒の大きさはありますか?
最近は焼き肉のたれやおろしだれなど、たれの種類もバリエーション豊かで楽しめますよね。納豆にはよく売られている糸引き納豆・ひきわり納豆以外にもたくさんの種類があります。
この記事では納豆の種類や、定番の糸引き納豆とひきわり納豆の栄養価比較を行っていきます。
一般的な納豆の種類です。大粒や小粒など、粒の大きさにもバリエーションがあります。
大粒は豆自体の味をしっかり味わうことができ、粘りが少ないのが特徴、小粒はごはんと相性がよく食べやすいのが特徴です。
よく見かけるおかめフーズの納豆は、極小粒で食べやすいのが特徴です。
黒豆に納豆菌をつけて発酵させたものです。
大豆納豆に比べて粘りや臭いが弱く、黒豆の甘みが味わえるので、納豆が苦手な方にもおすすめです。
黒豆納豆は馴染みがないかも知れませんが、セブンプレミアムでも購入することができます。
枝豆に納豆菌をつけて発酵させたものです。少し緑がかった色が特徴で、枝豆の風味が楽しめます。
クセが少なく食べやすいので、納豆が苦手な方にもおすすめです。
枝豆納豆は店頭で見かけることはあまりないかも知れません。
粗く挽いた大豆に納豆菌をつけて発酵させたものがひきわり納豆です。炒ってあるので香ばしい香りが楽しめます。
ひきわり納豆も各種プライベートブランドで展開されているほか、おかめフーズのこちらのパッケージに見覚えがある方も多いのではないでしょうか。
山形県米沢地方で親しまれている種類です。納豆にこうじと食塩を加えて熟成させたもので、お酒のおつまみとしても人気です。
五斗納豆は雪割納豆とも呼ばれています。
大豆にこうじと塩を加えて、発酵後乾燥させたものを寺納豆といいます。
中国から伝わった物で、保存食として戦国時代から食されていました。
他にも干し納豆やインドネシアの大豆発酵食品であるテンペなど、納豆の仲間はたくさんあります。気になる方はぜひ色々試してみてくださいね。
管理栄養士の矢崎海里さんに、糸引き納豆とひきわり納豆の栄養効果を教えていただきました。
・大豆を丸ごと食べられるため、ひきわり納豆より食物繊維が多い
・ひきわり納豆よりカルシウム、鉄、ビタミンB2、葉酸が多い
ひきわり納豆より消化に時間がかかるので、胃腸の調子が優れないときは注意
・糸引き納豆より納豆菌の付着する面積が多いので、ビタミンKが多い
・糸引き納豆よりカリウム、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1が多い
大豆の皮を取り除いて作られるため、糸引き納豆に比べて食物繊維はやや少なめ
★エネルギーやたんぱく質、脂質はほとんど変わりません。それぞれによい栄養素が含まれているので、どちらも食卓に取り入れてみてくださいね。
店頭ではたくさんの種類の納豆が販売されているほか、地域によってご当地納豆も売られていて人気です。 栄養満点の納豆、ぜひお気に入りのものを見つけて、食生活に取り入れてみてくださいね。