衣によってから揚げの食感が変わる!?管理栄養士がから揚げの衣の特徴をご紹介します。実は奥が深いそれぞれの衣の特徴を知ってもっとから揚げを美味しく食べよう!
から揚げに使う衣は、小麦粉や片栗粉をベースに米粉や天ぷら粉などがあります。その使い分けやそれぞれの特徴はご存じですか。
この記事ではそれぞれのから揚げの衣の特徴を紹介していきます。
※この記事は、管理栄養士の「矢崎海里」さんがご紹介しています。
定番の小麦粉を使うと揚げたてはサクサク、冷めるとしっとり食感に。お肉の旨味を閉じ込めてくれます。
片栗粉と1:1で揚げると揚げたてはカリカリに、時間が経ってもおいしく食べられます。
たんぱく質が含まれているので、片栗粉に比べて焦げやすいのが特徴です。
片栗粉は、じゃがいもなどのでんぷんから作られています。片栗粉を使うと白っぽい色に仕上がります。
たっぷりまぶせばザクザクした食感が、薄くまぶせばサクサクした食感が楽しめます。
冷めると油っぽくなるので、揚げたてがおすすめです。
とうもろこしでんぷんからできているコーンスターチは、片栗粉より粒子が細かいのが特徴です。
コーンスターチを使うと衣が薄く、軽やかな食感が楽しめます。
米から作られる米粉は、この中でもっとも粒子が細かい粉で、油を吸収しにくいのでカラッと仕上がります。
薄衣に仕上げたい方にもおすすですめ。
米粉と卵を使ったから揚げはフワもち食感が楽しめます。
出典:味の素
から揚げ粉は小麦粉や片栗粉などに香辛料や調味料を混ぜたもので、まぶすタイプと水で溶くタイプがあります。
味がしっかり付いているので味付け不要、失敗しないのがメリットです。
生姜が効いているものやにんにく不使用、塩から揚げ粉などさまざまな種類があるので、好みのものを選んだり、食べ比べするのも楽しいですね。
諸説ありますが、から揚げは小麦粉と片栗粉を混ぜて使用したもので、中は柔らかく外はカリッとした食感です。竜田揚げは片栗粉のみを使用し、カリッとした食感が特徴です。
豆腐などに使われる揚げ出しという調理法は、片栗粉のみを使用し、もちっとした食感を生かしています。南蛮漬けは小麦粉を使用し、南蛮酢に漬けてさっぱりとした味わいが特徴です。
シンプルな鶏肉のから揚げ衣のおすすめは、小麦粉と片栗粉の1:1。青のりやハーブを入れてあげるのもおすすめです。
好みに合わせて色々試して、お気に入りの配合を見つけてみて下さいね。