いまや料理に欠かせない存在となっためんつゆ。種類がありすぎてどれを選んだら良いか分からないという方も多いのではないでしょうか?今回は、料理が劇的に美味しくなる、おすすめのめんつゆを10個ご紹介します。
皆さんは、めんつゆがどれくらい万能調味料か知っていますか?料理初心者でも簡単に美味しい料理ができる調味料として、いまや家庭にはあたりまえの調味料となってきましたが、その使い方は無限大です。少しの工夫や、ちょっと食材を足すだけでいつもの料理がぐんと美味しくなります。
この記事では、それぞれの特徴をおさえたすぐにでも使いたくなるおすすめのめんつゆをご紹介します。
「めんつゆ」とは、だし汁にみりん・さとうをベースに加えて作られた調味料で、その名前の通り、本来は麺のつゆとして使用することを目的として作られたものです。近年では、だしに力を入れためんつゆが多く料理の味つけ調味料として人気となり、メーカーにより価格や味・風味など、様々なラインナップで発売されています。
めんつゆは大きく分けて、「かつおだし」「昆布だし」の2種類と、2つを混ぜ合わせた「合わせだし」があります。
かつおだし
かつお節を削って取っただし汁のことで、かつおのしっかりとした旨みと香りが特徴的です。かつお節には、旨み成分である「イノシン酸」が含まれており、イノシン酸は熟成される過程で増えていくものです。
昆布だし
昆布だしは、じっくりと昆布の味が染みわたるような上品で甘めの味が特徴的です。昆布には、植物性のうま味「グルタミン酸」が含まれており、グルタミン酸は水に溶けやすいので、昆布から摂っただし汁には自然と旨みがたっぷりなのです。
合わせだし
合わせだしは、甘みとだしのバランスが絶妙です。イノシン酸と、グルタミン酸が合わさることで、旨みの相乗効果が7~8倍にもなると言われています。合わせだしに、凝縮タイプが多いのは、料理の調味料を目的に作られているからです。
そうめん・うどん・そばなど、麺のつゆとして使用したい方は、かつおだしがおすすめです。かつおだしは、だしの味がはっきりとしているので、だしが主役になる汁物やつけ汁などの料理にもってこいです。
昆布だしならではの味わいは、そうめん、ざるそば、冷やしうどんなど様々なめんによく合います。
麺類に限らず様々な料理に使用したい方は、昆布だしがおすすめです。昆布だしは、素材の味や香りを引き立てる役割もあるので、煮物や汁物など、どんな料理にも合わせやすいです。かつおだしのようにガツンとくる味ではなく、じっくりと昆布の旨みが味わえるので優しい味付け料理や、特に和食の調味料として最適です。
しょうゆに糖を加えてかえした「熟成かえし」を合わせることで、しっかりとした旨みがある濃縮つゆです。
かつおだしに続き万能なのが、合わせだしです。合わせだしは、だしのしっかりとした味を感じながらも豊かな味わいなので、薄めて冷たいそうめんつゆとして、そのままお肉の下味としてもぴったりです。一般的に昆布だしと言われるものも合わせだしの場合が多いです。
昆布だしならではの味わいは、そうめん、ざるそば、冷やしうどんなど様々なめんによく合います。
めんつゆには、薄めずにそのまま使える「ストレートタイプ」、希釈して使う「濃縮タイプ」があります。同じメーカーから発売された同じ種類のめんつゆで考えると、コスパが良いのは「濃縮タイプ」です。濃縮タイプにも、「2倍濃縮」「3倍濃縮」「4倍濃縮」と、ありますが、濃縮度合が濃い方が、勿論めんつゆの使用量も少なくて良いです。
正しいコスパの計算の仕方は、金額から容量を割り出すことで、1グラムあたりの金額がでます。「2倍濃縮タイプ」なら、容量も2倍になりますのでそちらも計算に入れて下さい。家族の人数が多い、毎日の使用頻度が高い、といった方には濃縮タイプの容量の多いものがおすすめです。
ストレートタイプの商品は、あらかじめ希釈しているため塩分濃度が低く、希釈することなく手軽に使え、いつも同じ濃度で使用できます。
定番かつおだし!簡単に本格的な料理の味に
本来のかつおだしにより近づくため、プロの技を取り入れたミツカンの追いがつおつゆ。「旨みだし」と「香りだし」の2つのだしに「絹ぶし製法」できめ細やかに挽いたかつお節を加えることによって、削りたてのかつおぶしでとったような繊細なかつおだしに。麺類をはじめ、煮物や炒め物など、簡単に本格的な料理の味に仕上げることができます。
しょうゆに糖を加えてかえした「熟成かえし」を合わせることで、しっかりとした旨みがある濃縮つゆです。
かつおの風味が強い!4倍濃縮の高コスパ
国産100%の2種類のかつお節といわし節、真昆布からとっただしがしっかりとした濃い味をだしているミツカンの本つゆ。「熟成かえし製法」で深いコクとまろやかな味わいへ、「だし香り抽出製法」でだしの旨みと香りを引き出す製法にこだわっためんつゆです。
様々な料理に使える万能調味料で、炒め物もこれ1本でしっかりとした味付けになります。こちらは4倍濃縮で1リットルという大容量で高コスパなところもおすすめポイントです。
昆布だしならではの味わいは、そうめん、ざるそば、冷やしうどんなど様々なめんによく合います。
まろやかな味わい!3倍濃縮で経済的にも嬉しい
昆布つゆをメインに、補完にかつおだしを加えることでまろやかなでコクのある味わいに仕上げられた計算された味です。昆布の美味しさを残しながらも深みがあり、料理全般に万能に使用できます。そのまま冷ややっこにかけたり、炊き込みご飯の味付け調味料にしても美味しいです。3倍濃縮と経済的にも嬉しいところもおすすめポイントです。
めんつゆ、天つゆから煮物や丼もの、ちょっと手を加えて和風ドレッシングまで、あらゆる料理に幅広く使えます。
本格派におすすめ!
創業1699年のにんべんは、かつお節専門店であり、かつお節にちなんだ様々な商品を発売しております。こちらは、つゆに合うバランスの良い特級醤油を使用して、かつお節の良さを最大限に引き出すために独自の製法を使用して作り上げためんつゆです。3倍濃縮で、麺のつゆは勿論、煮物や丼ぶり、和え物やサラダのドレッシングにしても美味しい万能のつゆの素です。
鰹節屋のうまい。めんつゆです。
豊かな風味が特徴!
ヤマキの看板商品でもあるこちらのめんつゆは、かつおだしにとことんこだわっています。風味豊かですっきりとした香りのかつお節と、うま味とコクの強い宗田かつお節をブレンドし、豊かな風味が特徴的なめんつゆです。薫香の強いかつお節にうるめいわし節といわし煮干しのうま味を加えることで、香りとうま味を引き出しています。だしと同じくらいこだわっているのが、「かえし」です。めんつゆ専用のかえしを作って、だしと絶妙なバランスで配合されています。
濃厚な一番だしを使用!丼ものにおすすめ
創味の商品のコンセプトは、素材にお金を惜しまない事です。長年、プロの味にこだわり、他とは一味違う美味しい商品を作ることを目的としています。こだわりぬいた創味のめんつゆで人気なのが、炊き出した「一番だし」のみをたっぷりと使用した濃厚なつゆです。だしには、かつお節・さば節・煮干しを使用しており、上品で濃厚な味わいが特徴的です。そのまま冷ややっこにかけて食べたり、和食やどんぶりにもぴったりのめんつゆです。
クセになる上品な味わい!
久原は、創業125年の伝統を誇る醤油蔵・久原醤油のブランドです。様々なあごだしにちなんだ商品が発売されていますが、こちらのあごだしつゆは今ひそかに人気となっています。
つゆの美味しい秘訣は、醤油感の強い状態の久原の醤油を数日間寝かせることで香りと味にまるみを持たせているところです。まるみが素材のうま味を引き立ててくれます。これ1本でいつもの料理がぐんと美味しくなります。
深みのある旨味が特徴!
マイルドで上品さも兼ね備えているヒゲタ醬油の特選つゆ。これ一本で深みのある旨味と香り豊かなだしが風味を引き立てます。煮物や丼もの、鍋などにはもちろん、サラダのドレッシングとしてもアレンジができます。
旨み豊かなだしの風味が楽しめます。
化学調味料無添加!
醤油に砂糖、みりんを合わせて加熱後、低温で寝かせた本返しを一番だしに合わせる伝統製法「本返し」にこだわっためんつゆです。少し甘口でそばやうどんなどの麺類はもちろん、煮物や丼ものにもお使いいただけます。
京都の料亭の雰囲気が味わえる!
鰹節、昆布、うすめ節、さば節、めじか節、上品な味わいのまぐろ節を使い京都の料亭風のだし風味に仕上げためんつゆです。香りと甘みと塩気のバランスが抜群でこれ一本で煮物や麺類はもちろん、卵焼きなども美味しく作れます。
おすすめのめんつゆを紹介してきましたが、その種類は沢山あり、味やこだわりが全く違う調味料ということをお分かりいただけましたでしょうか。
「ちょっといつもの味付けを変えたいな」「もっと料理上手になりたいな」と思ったら、ぜひいつもとは違っためんつゆを試してみて下さい。今よりもっと美味しい料理が出来上がります。