無添加コンソメはどう選ぶ?おいしくて体にやさしい無添加コンソメの選び方とおすすめ商品を、食品・フードクチコミメディアがランキング形式でご紹介。無添加コンソメを普段の料理に役立てよう!
コンソメは、スープだけでなくさまざまな料理に利用できる便利な調味料です。日々の食事によく使うコンソメこそ、体にやさしい無添加を選びたいものですよね。
この記事ではぜひおすすめしたい無添加でおいしいコンソメを10選ご紹介します。選び方も説明しますので、無添加コンソメを購入する際の参考にしてください。
無添加のコンソメとは、化学調味料に頼らず、野菜や肉類のエキス、食塩や砂糖などシンプルな食材からうま味を引き出し、凝縮したものです。
食品のみを原料とするコンソメは数が少なく、無添加コンソメの表示があるものでも、酸化防止剤や加工デンプンなどは使用されています。酸化防止剤には、緑茶成分のカテキンも含まれ、加工デンプンは適切な量の使用であれば安全性に問題がないとされています。
一般的なコンソメは①酸味料、②アミノ酸系調味料、③カラメル色素などの添加物を使うことが多い傾向です。これらの添加物について一つひとつ見ていきましょう。
酸味料
酸味料は、食品の味に酸味を加えて、すっきりした味わいにする添加物です。
数種類の物質を組み合わせているものがほとんどで一括表示が許されているので、クエン酸、乳酸、酒石酸など何の物質を組み合わせているのかは知ることができません。
アミノ酸系調味料
アミノ酸は、食品にうま味を加える添加物です。安価で保存期間も長いため、さまざまな食品に使われています。
アミノ酸系調味料に含まれるグルタミン酸ナトリウムは、植物性油と一緒に直火調理すると発がん物質が生じると言われます。
カラメル色素
カラメル色素は、茶色い色素の添加物です。着色のほか、香ばしさやコク、苦みを与える目的で使われます。
カラメル色素には4種類あり、中には天然由来でない合成化合物も含まれます。ただし、どの種類が使われているのかは表示されません。
無添加コンソメには、主に①顆粒タイプ、②固形タイプ、③液体タイプがあります。それぞれの特徴を解説しますので、使いやすさや調理法に合わせて選びましょう。
溶けやすいので様々な料理に使いたい方におすすめ
顆粒タイプは、さっと溶けやすく食材に馴染みやすいのが特長です。細かい粒状、またはさらさらの粉状で、スープ以外にも、炒め物や和え物などに利用すると、いつもの味付けに深みが出ますよ。
キャンプの野外料理にもおすすめ
固形タイプは、鍋にポンと入れるだけの簡単調理で人気の形状です。鍋の中でゆっくりと溶け、深いうま味が広がります。
ひと粒ずつ個包装され衛生的なので、キャンプの野外料理にも便利。手軽ですが、量の調整は難しく、粒を砕いたり包丁で切ったりする必要があります。
アルミ蒸着個包装なのでおいしさ長持ちです。
料理の隠し味に使いたい方におすすめ
液体タイプは、食材に素早くなじむのが最大の特長です。利用範囲も幅広く、ハンバーグのソースやクリームソースに隠し味として使用すると、家庭でも本格的な味が楽しめます。
少量ずつの使い切りパックやボトル入りがありますが、使い切りのものだと酸化による劣化の心配がないのでおすすめです。
無添加コンソメのうま味の基となる食材は、主に①野菜、②チキン、③ビーフの3種類です。それぞれ味わいが違うので、料理や好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
ポトフやミネストローネなどにおすすめ
タマネギ、セロリ、ニンジンなどの野菜や食塩で作られるコンソメです。あっさりした味わいで、ポトフやミネストローネなどにおすすめ。みそ汁の隠し味として少量を足すと、深い味わいになります。
野菜料理にも肉料理にもおすすめ
鶏と野菜のうま味がたっぷりのチキンベースは、さまざまな料理に使えるコンソメです。クセがなく、味わいもマイルドなので、子どもから大人まで楽しめるでしょう。
適度なコクもあり、野菜料理にも肉料理にもオールマイティ―に使えます。
煮込み料理におすすめ
ビーフベースは、牛肉や牛骨から出るうま味と、香味野菜などが複雑に絡み合う深い味が特徴です。ビーフシチューや赤ワインを使った料理煮込み料理に使用すると、ビーフベースの風味が活かされます。
ビーフ特有のクセのある匂いや風味は、好みが分かれるところです。
無添加のコンソメを編集部が独自調査し、ぜひ試してもらいたいものを10個ランキング形式でご紹介します。Amazonや楽天などのネット通販で気軽に購入できるものを厳選したのでぜひお試しください!
光食品「チキンコンソメ」は、味と素材にこだわりぬいた、液体タイプの完全無添加コンソメです。安全なエサで育てられた鶏から、国産有機野菜、調味料に至るまで安心な素材に徹底しています。
原料となる鶏の管理にまで手間を惜しまない努力と、使いやすい個包装が評価され、1位の座に輝きました!シンプルなおいしさが後を引き、ロールキャベツやカレーなどの洋食によく合います。
★液体タイプ
★チキンベース
前田家「無添加 チキンコンソメ粉末」も、1位と同様に完全な無添加コンソメです。
食塩不使用ですが、鶏や野菜のうま味をたっぷり感じられるのが特徴です。その理由は、特許を取得した製造方法でうま味成分の消失を抑えているからです。
うま味を活かしながら、好みの味加減に調整できる点もいいですね。
★顆粒タイプ
★チキンベース
3位は、アルチェネロ「有機野菜ブイヨン パウダータイプ」です。
オーガニックにこだわった栄養たっぷりの野菜から作られ、マイルドながらもパンチのきいた味わいが特徴。「ブイヨン」という名称ですが、コンソメとしての利用が可能です。
イタリアで育った香味野菜の香りと、スパイスの風味がたまりません。使いやすいパウダータイプで、リゾットやスープ、煮込み料理に合います。
★顆粒タイプ
★野菜ベース
平和食品工業「コンソメスープ」は、ビーフとチキンのコクのあるうま味と、野菜のあっさりしたうま味が絶妙なバランスです。香味野菜がビーフの匂いを抑え、甘さを引き出しています。
200ccのお湯に小さじ1杯を溶かせば、手軽でおいしいスープのできあがり。クルトンを浮かべれば、おしゃれなディナーになります。
★顆粒タイプ
★ビーフ・チキンベース
小分けにされたパウダータイプのスカイ・フード「四季彩々 欧風だし」は、動物性素材を一切使用せずに、国産野菜の深いうま味を引き出しています。スパイスの香りが軽やかに香り、家庭の料理をおいしく彩ります。
名称は「欧風だし」ですが、お湯を注いでスープとして飲用も可能です。ピラフやポテトサラダに混ぜたり、そのままお湯を注いで野菜のうま味を堪能したり、さまざまなスタイルで楽しめます。
★顆粒タイプ
★野菜ベース
抽出された野菜の甘さとガーリックやスパイスの風味が特徴のオーサワジャパン「オーサワの野菜ブイヨン」。スパイシーでしっかりと味がつき、コンソメと同様の利用が可能です。
使いやすい顆粒タイプで、ピラフやカレーなどの洋食に少量入れると、料理がよりおいしくなります。お湯を注いで、そのままスープとしても楽しめます。
アルミ蒸着個包装なのでおいしさ長持ちです。
創健社「チキンコンソメ」は、化学調味料不使用の固形タイプのコンソメです。鶏のまろやかな味わいは、料理の具材のおいしさを引き立ててくれます。
洋食はもちろん、中華料理にもぴったりです。
★固形タイプ
★チキンベース
TAC21「国産野菜だし ベジブロス」は、シンプルでクセのない味わいが特徴です。和食から洋食、中華、イタリアンまで幅広く利用できます。
「だし」の名称ですが、コンソメと同様の利用が可能。個包装されている点も便利です。
原材料もオリゴ糖、食塩、野菜エキス(ニンジン、タマネギ、白菜、セロリ、マイタケ)のみ。野菜の根や皮まで、まるごと煮出しているので、うま味も際立ちます。
ネスレ「マギーコンソメ無添加」は、香料・着色料が無添加のコンソメです。顆粒タイプのコンソメがスティック包装されていて、湿気にくく、水にも溶けやすいので使い勝手が抜群です。
やさしい味わいなので、料理の幅が広がります。
★顆粒タイプ
★チキンベース
国産のタマネギ、ニンジン、セロリ、ニンニクのうま味がたっぷりの、ニチガ「国産ブイヨン 洋風スープの素」は、塩分控えめのやさしい味わいです。
顆粒タイプで、料理に混ぜたりサラダに振りかけたり、コンソメと同様に工夫次第でさまざまな使い方ができます。
この記事では、無添加でおいしいおすすめのコンソメを10選ご紹介しました。
無添加のコンソメは、素材のおいしさをグンと引き出しているので、うま味がたっぷりのものばかりです。
無添加のコンソメをまだ試したことがない方は、ぜひ一度使ってみてください。おいしさに驚くと同時に、料理の幅も広がりますよ。