味噌汁の具材の定番として油揚げを使われることが多いですが「油揚げ」という名前からして、油が多くカロリーが高いというイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。
今回は油揚げのカロリーや糖質量などのダイエットに向いている理由と、油揚げをヘルシーに食べる油抜きのコツも紹介します。
※この記事は、管理栄養士の「山崎麻未」さんがご紹介しています。
薄く切った豆腐を揚げている油揚げのカロリーは1枚当たり123㎉です。
他の大豆製品である木綿豆腐や納豆と比べると、2倍~5倍程ほどロリーは高くなり、やはり油が多い分カロリーは高くなっています。
出典:アサヒビール
油揚げはカロリーが高いものの…
① たんぱく質やカルシウム量は木綿豆腐の3倍以上
② 糖質0gの低糖質食品
木綿豆腐や納豆には少なからず糖質が含まれているため、他の大豆製品よりも糖質0gの油揚げは低糖質食品であり、ダイエットにもオススメと言えます。
油揚げは、糖質0gで、たんぱく質が豊富なため、糖質制限を行っている方や運動をしている方にもおすすめの食品と言えます。
置き換えダイエットにも適しているといえますが、糖質が少なすぎるため、1日1食程度の置き換えがおすすめです。
油揚げは納豆や豆腐と違い、加熱して食べる必要があります。
きつねうどんやいなり寿司などの甘く味付けしている油揚げは砂糖を使っているため、糖質量が高くなってしまいます。
せっかく低糖質の油揚げを食べても味付けで糖質量がアップしてしまっては意味がありません。
油揚げをピザの生地や餃子の皮の代わりに調理することで、糖質量をおさえた料理を作ることができます。
おすすめは、油揚げにチーズやトマトなどお好きな具材をのせてオーブントースターで数分焼く方法です。これだけで、簡単ピザ風油揚げが完成します!
油揚げは他の具材の旨味をアップしてくれるため、炒め物や鍋、みそ汁に入れることでさらに美味しくなります。
油抜きをすることで、脂質の量が3割程減らすことができるため、カロリーは約40㎉減らすことができます。
油抜きをすることで油臭さを減らし、調理時に味が染み込みやすくなる効果もあるため油抜きは大切な調理工程と言えます。
電子レンジでの油抜きが簡単ですが、電子レンジは加熱ムラなどがあるため、1枚以上油揚げを油抜きする場合は、熱湯をかけるか茹でる方法がおすすめです。
特に茹でる方法はしっかり茹でて油を抜くことができるため、熱湯をかける方法に比べてより油を抜くことができます。
時間がある場合は茹でて油抜きをすることをおすすめします。
油揚げという名前からダイエット中の方は避けていた方もいらっしゃったのではないでしょうか。
油揚げはたんぱく質も豊富で低糖質な上、油抜きをすることで美味しくヘルシーに食べることができます。
ぜひお試しください。